園からのお知らせ

「おおきいおくち」

昨日、ぴよぴよ組の子が桜の木をじぃ~と見ていました。
保育者は「何を見ているのだろう・・・」と思いその子の隣に行きました。
見ると桜の木に大きな穴が開いていました。この木は老木できっと腐ってしまったのでしょう。
するとB君が「おおきいおくち!こわいねぇ~」と話しかけてきました。「あ~ん!ていっている」と付け加えました。
B君には大きな木が大きな口を開けて今にも襲ってきそうに見えたのでしょう。
保育者はB君が言ったことを繰り返しました。「本当だ!大きいお口開けて怖そうだね」
それを聞いて「ゴロゴロさんがいるのかなぁ~。お化けがいるのかなぁ~」と保育者にしばらくこの木が怖いことを訴えていました。
しかし、しばらくこの木の前にいると今度は棒を持ってきて「はい!あ~んてしてください」と言い棒で穴の中をつつき始めました。どうやら今月に行われた歯科検診が重なったようです。それからは怖いという言葉は出ず、歯科検診が終わると穴の中に「ご飯です。食べてください」と言い石や葉っぱ、棒を食べさせてあげる姿がありました。

初めは大きな口を開けた木に恐怖を感じていたB君でしたが、しばらくの間木の側にいた事で、大きな口も色々な姿に見え、また自分の経験とこの口が重なってきたのでしょう・・・でもこれはB君しかわかりませんが保育者はそう捉えました。

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